唾液促し脳を刺激

跳んだり、はねたり、走ったり。
皆さんが元気に活動できるのは、体の器官が休むことなく働いているからです。
それぞれの器官が役目をはたすためには、そのエネルギーのもとになる栄養が必要です。
栄養を取るためには、もちろん食べなければなりません。
そのためには、そう、食べ物を噛み砕く歯が必要になります。
歯には、「乳歯」「永久歯」があります。
骨や爪には体の成長に合わせて大きくなりますが、歯は一度生えると、外に見えている歯の頭の部分は大きくなりません。
それでも顎の骨はどんどん大きくなるので、強い永久歯一回だけ生え変わるのです。
人間の歯には三つの種類があります。
のみのような働きで食べ物を噛み切ったり、くわえたりする「切歯」、犬の歯に似ていて硬いものを噛み切る「犬歯」、すり鉢とすりこぎのような働きで、食べ物をすりつぶす「臼歯」です。
この三種類の歯で噛むことで、唾液の分泌を促し、消化の働きを助けます。
食べ物は噛み砕かれることによって消化液に触れる面積が増え、それだけ消化しやすくなります。
また、噛むことで脳に刺激を与え、乳幼児では脳の発育を促し、老化においてはボケを防ぐ役目も果たしています。
欠損歯が多かったり、むし歯が多いと、きれいな発音が出来なくなります。
例えば「サシスセソ」「タチツテト」や「桜の花が咲きました」といった言葉が、うまくしゃべれなくなります。
それで、人と話すことがおっくうになり、人前に出ることも避けてしまう消極的な人になってしまうこともあります。
歯が抜けていたり歯並びが悪いと、顔がアンバランスになったり、年齢より老けて見えたりもします。
そのほか、歯の役割としては、口の過敏な感覚により、異物や有害物質を感知するセンサーの役目も果しています。
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フッ素入り歯みがき粉のお話

皆さんは、歯みがきをするときに歯磨剤(歯みがき粉)を使われることと思います。現在、歯磨剤にはさまざまな種類のものがあり、それぞれの特徴ある薬効成分を含んでいます。その中でも最近、フッ素入りのものが数多く市販されています。フッ素が実際虫歯予防に有効であるという話はご存じの方も多いかと思いますが、具体的にどのような効果があるかはなかなか知られていないと思います。フッ素の効果としては以下の3つが知られています。
1. 耐酸性の向上 フッ素が歯に取り込まれることで、虫歯菌が作る酸に溶けにくい強い歯質にします。
2. 歯質の再石灰化 初期虫歯に対して、ハイドロキシアパタイト(歯の主成分)形成を促進する作用があります。
3. 虫歯菌代謝を障害 虫歯菌の代謝を障害することで虫歯を予防します。
フッ素は子供のみならず成人にも有効であり、特に歯槽膿漏の進行に伴って歯根が露出し、そのために生じる根面虫歯を67%抑制できたというデータもあります。また、フッ素による虫歯予防率は20〜30%といわれ、これは6〜8本の歯を虫歯にしなくてもすむことを意味しています。だからといって歯みがきをおろそかにしていては虫歯になってしまうので、これらの歯磨剤を使用する前には歯科医院で正しいブラッシングの仕方を指導してもらいましょう。
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歯並びの話

歯並びが悪いと、皆さんの健康にとって、どうしていけな
いのでしょう?
1、良く噛めないため、胃腸障害が起こる事がある。
2、発音しにくい。
3、顎の成長、顔かたちにも影響し、肩こりや頭痛の原因となる。
4、虫歯や歯周病になりやすい。
5、口もとが気になる。

などなど、色々な障害がもたらされます。
又、今日のようにコミュニケーションが発達した社会では、人と人とのかかわりあいは重要ですから、他人に良い印象をもってもらうには、きれいで良い歯並びは大切です。
髪や服装を気遣うように、また、肌のお手入れを続けるように、普段から歯の美しさを見直してみてはいかがでしょうか。
すてきな口元は好感をもたれます。

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唾液の働きについて

野菜など線維を含んだ清掃性のある食品を噛むことにより、自然に歯は磨かれ、歯ぐきはマッサージされます。逆に柔らかくベタベタした食品は汚れとして歯の表面にくっつきやすく、歯ぐきの中にも入りやすくなり、虫歯や歯肉炎を起こしやすくなります。唾液は、噛むことによりたくさん分泌されます。もし、唾液が少ないと口の中はパサパサで、粘膜を傷つけやすくなり、食べ物も消化されず、お腹に負担をかけてしまいます。また、虫歯や歯周病の原因である細菌やウィルスの感染を防ぐ働きを持ち、口の中の病気をおさえる役割があります。唾液に含まれる燐酸イオン、カルシウムは歯の表面のエナメル質の溶解をおさえ、虫歯になりにくくしたり、エナメル質の再石灰化にも役立ちます。さらに、口の中にできるガンの抑制にも役立ち、食品に含まれるある種の発ガン物質を不活性化するそうです。健康な口の機能を発達させる基礎になるのは、“噛む”ということに重要な関わりを持っています。よく噛んで、唾液の分泌を促進させ、口の中の衛生管理を行いましょう。
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